家族葬と決めても、葬儀の進め方はひとつではありません。
その中でも迷いやすいのが、通夜を行わない一日葬にするか、通夜と葬儀・告別式を二日間で行う二日葬にするかという点です。
一日葬は通夜式を行わず、葬儀・告別式と火葬を同じ日に行います。
一方、二日葬は通夜式を行い、翌日に葬儀・告別式と火葬を行います。
ここでいう「一日」「二日」は、ご逝去から火葬までの日数ではなく、通夜式や葬儀・告別式を行う日数を指しています。
ただ、
「通夜をしないと、きちんと見送れないのでは?」
「高齢の親族が多いなら、一日葬の方がいい?」
「費用にも大きな違いがあるの?」
など、実際に選ぶ段階になると気になることも出てくるでしょう。
一日葬と二日葬は、どちらがよいというものではありません。
ご家族がどのように故人を見送りたいか、参列する方にどのくらい負担がかかるかなどによって、合う形は変わります。
この記事では、一日葬と二日葬の違いや、それぞれの特徴、どちらにするか迷ったときの考え方をご紹介します。
この記事でわかること
- 家族葬の一日葬と二日葬の違い
- 一日葬・二日葬それぞれの特徴
- どちらを選ぶか迷ったときの考え方
家族葬の一日葬と二日葬は何が違う?
一日葬と二日葬の大きな違いは、通夜式を行うかどうかです。
一日葬では通夜式を行わず、葬儀・告別式と火葬を同じ日に行います。
一方、二日葬では通夜式を行い、翌日に葬儀・告別式と火葬を行います。
ここでいう「一日」「二日」は、ご逝去から火葬までの日数ではなく、通夜式や葬儀・告別式を行う日数を指します。
例えば、ご逝去日を1日目とした場合、一般的には次のような流れになります。
一日葬の例
-
1日目
ご逝去・お迎え・ご安置
-
2日目
納棺・葬儀の準備
-
3日目
葬儀・告別式・火葬
二日葬の例
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1日目
ご逝去・お迎え・ご安置
-
2日目
納棺・通夜式
-
3日目
葬儀・告別式・火葬
このように、一日葬と二日葬は、ご逝去から火葬までの日数そのものに大きな違いがあるとは限りません。主な違いは、葬儀前日に通夜式を行うかどうかです。
なお、実際の日程は火葬場の空き状況などによって異なります。
大まかに整理すると、次のような違いがあります。
|
一日葬 |
二日葬 |
| 通夜式 |
行わない |
行う |
| 葬儀・告別式 |
行う |
行う |
| 日程 |
主に1日 |
主に2日 |
| 特徴 |
日程をまとめやすい |
お別れの時間を取りやすい |
どちらの場合も、祭壇を整え、お花を飾り、棺をご用意して故人を見送るという基本的な部分は大きく変わりません。
違いがあるのは、どのくらいの時間をかけて、どのような形でお別れするかという点になります。
一日葬はどんな家族葬?
一日葬は、通夜式を行わず、葬儀・告別式を同じ日に行う葬儀です。
参列する二日間の日程を取ることが難しい場合や、ご家族や参列する方の負担を少しでも軽くしたいと考える場合に選ばれることがあります。
参列する日を一日にまとめやすい
高齢の親族がいる場合や、遠方から参列する方が多い場合には、二日間の移動や参列が負担になることもあります。
一日葬であれば、通夜式を行わないため、日程をまとめやすくなります。
「できるだけ参列する方の負担を減らしたい」と考えているご家族にとっては、選択肢のひとつになります。
ご家族の負担を抑えやすい
葬儀の前後は、親族への連絡や各種手続きなど、ご家族にもさまざまな負担があります。
一日葬では通夜式を行わないため、二日間続けて式に参列する必要がなく、身体的な負担を抑えやすいという面もあります。
一方で、短い日程の中で進んでいくため、
「もう少しゆっくり故人と過ごしたかった」
と感じる方もいるかもしれません。
一日葬が合うかどうかは、日程の取りやすさだけでなく、どのように故人との時間を過ごしたいかも含めて考えてみるとよいでしょう。
二日葬はどんな家族葬?
二日葬は、1日目に通夜式、2日目に葬儀・告別式を行う、これまで多く行われてきた葬儀の形です。
ご家族や親族にとって馴染みのある形式であることも多く、時間をかけて故人を見送りたい場合に選ばれています。
故人と過ごす時間を取りやすい
通夜式があるため、葬儀・告別式だけでなく、前日の時間も含めて故人と過ごすことができます。
親族が集まり、
「こんなことがあったね」
「昔はこんな人だったね」
と故人の思い出を話す時間を持てることも、二日葬ならではの良さです。
「できるだけゆっくりお別れしたい」と考えているご家族には、二日葬が合うこともあります。
二日間の日程を考える必要があります
一方で、高齢の親族や遠方から参列する方がいる場合には、二日間の参列が負担になることもあります。
ご家族だけでなく、参列していただく方の移動や宿泊なども含めて考えると、どちらの日程が無理なく過ごせるか見えやすくなります。
一日葬と二日葬、どちらを選べばいい?
「違いはわかったけれど、結局どちらがいいのかわからない」
という方もいらっしゃるでしょう。
どちらかに決まった正解があるわけではありません。
ご家族の希望や、参列する方の状況をひとつずつ整理していくと、選びやすくなります。迷ったときは、次の4つの点から考えてみると整理しやすいでしょう。
- 故人やご家族の希望
- 参列する方の状況
- お別れの時間をどのくらい取りたいか
- 菩提寺や宗教者の意向
故人やご家族の希望
故人が生前に、
「家族だけで静かに送ってほしい」
「通夜もして、ゆっくり見送ってほしい」
など、葬儀について話していたことがあれば、その希望がひとつの判断材料になります。
また、ご家族が
「時間をかけて見送りたい」
「通夜式を行わず、参列する日を一日にまとめたい」
など、葬儀についてどう考えているかが重要になります。
参列する方の状況
高齢の方や遠方から来る方が多い場合には、二日間の参列が難しいこともあります。
反対に、
「せっかく親族が集まるので、通夜も含めてゆっくり故人を見送りたい」
と考える方もいるでしょう。
参列する方の状況も含めて考えると、ご家族に合う形が見つかりやすくなります。
お別れの時間をどのくらい取りたいか
一日葬は日程をまとめやすい一方で、通夜式がありません。
二日葬は二日間の日程が必要ですが、その分、故人と過ごす時間を取りやすくなります。
「一日でも十分にお別れできる」
「できるだけ長くそばにいたい」
どちらの感じ方も自然なものです。
ご家族にとって、どのようなお別れの時間を過ごしたいかを考えてみてください。
菩提寺がある場合は相談しておく
菩提寺がある場合は、一日葬について事前に相談しておくとよいでしょう。
一日葬では通夜式を行わないため、住職によっては一日葬をお受けいただけない場合があります。
伝統的な葬儀のかたちを大切にされている宗教者の方もいらっしゃるため、一日葬を希望する場合は、あらかじめご意向を確認しておくことが大切です。
事前に相談しておくことで、葬儀の日程やその後の流れについても、予定を立てやすくなります。
一日葬でも費用が大きく下がるとは限りません
一日葬は通夜式を行わないため、
「二日葬よりかなり費用が下がるのでは?」
と思われることがあります。
ただ、祭壇やお花、棺など、葬儀に必要な基本的なものは、一日葬でも二日葬でも大きく変わりません。
そのため、一日葬だからといって、二日葬と比べて費用が大きく下がるとは限りません。
もちろん、通夜に伴う料理や返礼品など、内容によって変わる部分もあります。また、実際の費用は参列人数や料理、返礼品、安置期間、選ぶプランなどによっても異なります。
「一日葬と二日葬では、どのくらい違うのだろう」と気になる場合には、ご希望する葬儀の内容を伝えたうえで見積もりを確認してみると、違いがわかりやすくなります。
参列人数に合った式場をご案内します
一日葬・二日葬のどちらを選ぶ場合も、参列予定人数に合った式場を選ぶことが大切です。
仙台典礼では、まだ正確な人数が決まっていない段階でも、ご希望を伺いながら適した式場をご案内します。
一日葬か二日葬か迷ったら、ご家族の希望から検討を
一日葬にも二日葬にも、それぞれの良さがあります。
日程をできるだけまとめたいご家族もいれば、通夜を含めてゆっくりと故人との時間を過ごしたいご家族もいます。
大切なのは、ご家族がどのように故人を見送りたいかということです。
「通夜を行うか迷っている」
「高齢の親族が多く、二日間の参列が負担にならないか心配」
「一日葬でもゆっくりお別れできるのか知りたい」
という段階でも構いません。
一日葬と二日葬のどちらがご家族に合っているか迷ったときも、ご希望やご事情を伺いながら一緒に考えていきます。
仙台市で家族葬をお考えの方は、わからないことや迷っていることも含めて、どうぞ仙台典礼へご相談ください。