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四十九日・百箇日法要はなんのため?

仏事では、故人が亡くなってから一定期間が経過した後に行われる法要があります。 亡くなった日から、49日目をめどにおこなう「四十九日法要」、100日目をめどにおこなう「百箇日(ひゃっかにち)法要」があります。

従来は、7日ごとに親族が集まり、亡くなった人の冥福を祈る「追善法要」がおこなわれていました。しかし、近年ではお葬式当日に初七日法要をおこなうのが一般的となっています。

法要の日にちを繰り上げるため、「予修法要(よしゅうほうよう)」「繰り上げ法要(くりあげほうよう)」と呼ばれています。 仙台圏では、さらに100日までを繰り上げ、「百箇日法要」までをお葬式当日におこなうのが習わしです。

予修法要のはじまり

どうして、49日目、100日目の法要を繰り上げておこなうようになったのか?
それには、諸説ありますが、ある僧侶のお話によると以下のような経緯があったとされます。

高度経済成長期には、一族が同じ土地で過ごす「村社会」から、仕事を求めて都心部へと人口が流出が盛んになりました。多くの人が都市部で会社勤めをするようになったため、供養のために故郷に帰るのが困難になってしまいました。しかし、「帰れないからといって何もしないのも…」ということで、葬儀の日に予め執りおこなわれるのが、普及していったということです。

新幹線が開通する以前は、上野から仙台まで特急電車でも5~6時間程度かかっていました。昭和の時代は現在のような週休2日制ではありませんでした。法要のたびに、帰郷するのは今よりもずっと難しいことでした。予習法要は時代に合わせた、ご供養のかたちとして定着してきたのでしょう。

そこで、今回は、「四十九日法要」と「百箇日法要」をおこなう理由について、解説していきます。

なぜ追善法要をするのか?

「法事」と「法要」は、同じような意味合いで使われています。
しかし、厳密には故人の冥福を祈って僧侶が読経を行う儀式を「法要」、会食を含めた行事のことを「法事」として区別されています。

法要・法事は、故人の冥福を祈るための儀式で、追善供養とも呼ばれています。 追善供養は、故人の魂を供養し、生前の功徳を称えるためにおこなうものです。

仏教では「四十九日」「百箇日」という節目にも意味があります。ここでは、それぞれの仏教的な意味について解説しましょう。

四十九日は来世の行き先が決まる重要な日

仏教では、人が亡くなってからの49日間を「中陰」とよび、故人の魂が成仏せずに現世にとどまっている期間とされています。

この期間は、故人は7日ごとに閻魔大王の裁きを受け、49日目に行われる7回目の裁きで、行き先が決まるとされています。

遺族たちは、故人が49日目に極楽浄土に行けることを願って、「期日法要」と呼ばれる初七日や四十九日の法要・法事という儀式を営みます。

裁きを授ける閻魔大王に、残された遺族や近しい人たちが「故人は生前にこんないいことをしました」、「極楽浄土へ行くのにふさわしい人です」と、極楽浄土へ行けるようサポートする期間でもあります。

百箇日は再審で最終判断がくだされる日

さて、亡くなってから四十九日目に、故人の魂がどこに行くか判断がくだされます。もし、四十九日の審判で、極楽浄土に行けないことが決まってしまったら??

そこで、100日目に「平等王(びょうどうおう)」による再審が行われるといわれています。しかし、再審で救済を受ける条件として、遺族や親族の供養されていることがあります。

そのため、この日も故人のために遺族・親族で集まり供養するというのが習わしです。

また、故人が逝去してから100日目は遺族にとっても節目となる時期です。大切な人の旅立ちから3ヵ月以上の時を経て、気持ちが落ち着きはじめるころでしょう。

「法要」としての儀式を繰り上げて済ませていた場合でも、百箇日のあたりで近しい親族で集まり、故人を偲ぶのもよいでしょう。

繰り上げ法要をおこなっても日々のご供養を


仙台圏では、お葬式の当日に百箇日法要までを済ませるのが一般的です。参列者の負担を軽減するという意味では、合理的な方法といえるでしょう。

繰り上げ法要を終えた後に、僧侶がひとこと挨拶する場面があります。 その際に「法要は終わりましたが、供養は終わりではありません。日々のご供養をしながら過ごしてください」ということをお話されることが多々あります。

具体的には、49日に至るまでの14日目・21日目・28日目・35日目・42日目の場合は、基本的には僧侶はよばず、お仏膳をお供えし、家族だけで手を合わせるのが一般的です。

たとえ、お経が読めなくても、節目節目で故人を偲ぶことが供養になるでしょう。お経を称えられる方は、お称えいただくとよいでしょう。

「四十九日忌」には仏事において特別な日となります。故人のご供養と共に、自分自身の心を癒すための期間として過ごしてください。

仏教以外の宗教ではどうする?

さて、「四十九日」や「百箇日」に追善法要をおこなうのは仏教の宗教観によるものです。 神道やキリスト教の場合、こういった宗教的な行事はあるのでしょうか。

当然ながら、神道やキリスト教には「四十九日」に際しての行事はありません。

神道では、故人が亡くなってから50日目に、故人の霊を神として自宅に迎え入れる儀式を行います。
また、キリスト教では故人を供養するという考え自体がありません。 故人の死後7日目または30日目に、カトリックでは「追悼ミサ(追悼式)」を、プロテスタントでは「記念集会(記念式)」がおこなわれることもあるようです。

まとめ

今回は、追善法要とよばれる「四十九日法要」、「百箇日法要」について解説してきました。 とくに仙台圏では、お葬式の当日に「百箇日法要」までを済ませるため「よくわからないまま百箇日法要まで終わっていた」という方も多いのではないでしょうか?


仏教の宗教観では、四十九日忌は故人の魂が成仏へと導かれるための期間であり、百箇日忌は故人の冥福を祈り家族の絆を深める重要な時期とされています。


「法要」としての儀式は、終えていたとしても、節目節目で故人を偲ぶ時間をもっていただければいいのではないでしょうか。

仙台典礼では、さまざまな形式のお葬式のご相談を承っております。法要やお食事の手配などもお気軽にご相談ください。