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家族葬のトラブル事例と対策

家族葬は故人を偲び、家族や親しい友人たちが一堂に集まって行う小規模な葬儀です。

一般の葬儀に比べて費用を抑えられるのも魅力ですが、最近ではさまざまなトラブルが報告されるようになりました。国民生活センターによると、家族葬に関するトラブルに関する消費者からの相談が増加の傾向にあるそうです。
ニュースでも取り上げられたので、心配されている方も多いのではないでしょうか。

家族葬でトラブルが発生するにはいくつかのパターンがあります。
今回は、家族葬でよくあるトラブルと回避するための対策について紹介します。

家族葬によくある5つのトラブル

回避策の前に、国民生活センターに相談された事例や、お客様の過去の体験から家族葬のトラブルの実例をご紹介しましょう。

1.葬儀後に高額な追加料金が発生した

国民生活センターへの相談が多いのはやはり「費用」に関するものです。
「安い」「低コスト」で集客する葬儀社の中には、最初に提示された金額に必要なものが含まれておらず、オプションで追加したところ最終的には高額な請求をされたケースです。

一目でプラン内容がわかりにくい見積やオプションの利用が前提の葬儀プランを提示する葬儀社とはすぐに契約をしないようにしましょう。

オプションとして追加になりやすいのが以下の3つです。
最初からこれらが含まれているプランがおすすめです。

◆搬送料金

ご遺体の搬送は「病院またはご自宅から安置場所」「安置場所から火葬場」まで最低2回の搬送があります。必須の項目なので2回分の搬送費用が含まれているかチェックしましょう。

◆棺

日本の火葬場では、棺に納められた状態で火葬を行うため棺は葬儀に欠かせない用具です。
棺のランクはご自由に選べますが「棺なし」では火葬が行えなえません。棺が基本のパッケージに含まれているプランがおすすめです。

◆安置料、式場使用料

亡くなってから葬儀が行われるまでの間、ご遺体を保管するため発生する安置料や、通夜・葬儀の式場使用料が含まれていることも重要です。オプションの場合、式場や僧侶の都合で葬儀まで日が空いてしまうと日ごとに安置料が加算されていきます。最初からプランに含まれていれば、追加料金が発生しないので安心です。
また、格安の葬儀プランには会場使用料が含まれていないこともあるので注意が必要です。

2.菩提寺との関係悪化

家族葬は比較的新しい葬儀形式で自由度も高いため、菩提寺のしきたりや慣例から外れてしまう場合があります。

宗教観の違いから菩提寺と遺族間でトラブルになることもあり、場合によっては法要や納骨を断られてしまうというケースも報告されています。菩提寺との関係がこじれた末に、納骨したお骨を他の場所に移し替える「改葬」を行うために、新しくお墓を購入するなど思わぬ出費が必要になることもあるそうです。

菩提寺とのトラブルを避けるために、必ず事前に連絡と相談をしておきましょう。

3.派遣された僧侶への支払い

葬儀会社のプランを利用する場合も、菩提寺があるご家庭の場合は遺族の方が直接ご連絡し、僧侶の予定やお布施の金額を相談していただきます。
そのため、プランには僧侶の手配やお布施の金額は含まれていないのが一般的です。

菩提寺がない場合は、葬儀社に僧侶を手配を依頼することができます。
その際に、派遣された僧侶への支払いが高額になるというトラブルが起きています。これまで代々お世話になってきた菩提寺であればお布施の相場がわかっていますが、はじめて依頼する僧侶の場合はお布施の額の検討が付かず、葬儀後の請求で高額だったことに気がつくパターンです。

葬儀社に僧侶の手配を依頼する際には、お布施の金額の目安を忘れずに確認しておきましょう。

4.葬儀の連絡をしなかった人から責められた

葬儀を家族だけで執り行った場合、葬儀に呼ばなかった遠い親戚や友人・知人から「なぜ呼んでくれなかったのか」と責められる場合も少なくありません。

しかし、事前に「家族だけで見送りたいので参列はお控えください」と知らせておいても、ごくまれに会場を訪ねていらっしゃる方もいます。それを防ぐために、家族葬では葬儀後にお知らせすることをおすすめしていおります。

「なぜ呼んでくれなかったのか」と責める方のはほとんどが、亡くなった報せを遺族以外から聞かされた方が多いようです。「葬儀に呼ばれなかった」ことよりも「知らせがなかった」ことで自分がないがしろにされたとの思いが怒りの原因になります。

対人トラブルを避けるためには、家族葬の後に一般葬儀であればお声がけするはずだった範囲の方には事後報告のかたちで連絡を差し上げるとよいでしょう。

5. 病院指定の葬儀社の対応が悪かった

病院側の勧める葬儀社を利用した結果、葬儀の内容について十分に説明を受けられなかったことにたいする不満や、必要のないものを含めた高額な葬儀費用が請求されるなどといったトラブルが起こっています。

病院の勧めがあっても、故人の生前の希望やご遺族の判断で葬儀プランに納得がいかない場合には断ることもできます。

時間がなくても
・ネットで葬儀会社の評判や口コミを調べる
・葬儀会社のホームページでサービス内容や料金プランを確認する
・葬儀会社に直接問い合わせて、自分たちに合ったサービスを提供できるかどうか確認する

など、最低限の確認をしてから契約に進みましょう。

家族葬でトラブルを防ぐための3つの対策

今回取り上げた5つのトラブルも、実は事前に葬儀社やプランを検討できていれば避けられたものばかりです。家族葬でのもめごとを回避するには、事前の準備が大切なのです。

家族葬のトラブルを防ぐために気をつけておきたい3つのポイントをご紹介するので、ぜひ実践してみてください。

1.葬儀会社は事前に調べておく

葬儀社はよく調べてから慎重に選びましょう。
口コミや葬儀を経験した身近な方に話を参考にして、実際にご自身で複数の葬儀会社の話を聞いてみましょう。

2.契約内容や見積は事前に確認しておく

契約をする際には、契約内容やサービスの範囲について確認しましょう。
プランに含まれているもの、オプションで利用できるものをきちんと説明を受けて、納得できてから契約をしましょう。

3.家族や親戚と葬儀について相談しておく

トラブルを防ぐために、家族や親戚など近しい方と葬儀についてあらかじめ相談しておくのも大切です。葬儀プランを契約する際にも、喪主だけで判断するのではなく、信頼できる方と一緒に検討するのをおすすめします。喪主一人が背負うのではなく、家族で協力できる体制を作っておくと心強いでしょう。

まとめ

家族葬のトラブル事例をあらかじめ予想しておくことで、発生自体の防止や対処法を準備できます。大切な方を見送る最後の儀式で、つまらぬトラブルに巻き込まれないように事前の準備をしておきましょう。

仙台典礼では、葬儀の事前相談を無料で行っております。
葬儀についての疑問やお悩みがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。