徐々に気温が低くなり、紅葉の季節となってきましたね。
本日は10月26日、友引の日です。
よくお葬儀の日程を決める際、お客様から友引は避けてほしいとのご相談を受けます。
理由を伺いますと、「縁起の悪いことに友を引き寄せてしまうから」、とのことです。
現在はこのような理由が一般的に広まっているため、
友引に火葬をさけることが多く火葬件数も少ないようで、友引の日は休業にしている火葬場も見受けられます。
全国的に見ても友引を避けてお葬儀をしている地域が多いのではないでしょうか?
しかし、実は友引と仏教は何の関係もありません・・・
カレンダーに日毎の運勢を暦に記載する暦注に「六曜(先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口)」があります。
友引はそのうちの一つです。
友引には「何事も引き分けとなり、勝負がつかない日。正午以外の時間は吉。」という意味があります。
かつては「共引」と書かれていたことから、「共に引き分ける」、これが「友に引き分ける」となり、
さらに「友を引く」と解釈され全く違う理由の友引が迷信として広まったとされます。
しかしながら、友を引く・・・となると語呂が良いものですから
年配のご親族にとっては、デリケートな問題でもあるわけです。
迷信は気にしないと言う方も増えましたが、
参列される方にも気持ちよく故人を送っていただくためには、迷信かもしれませんが配慮も必要ですね。