今年のお彼岸は晴れの日もあれば、雨の日と落ち着かない天気が続いたように感じます。
晴れの日にお墓参りに行かれた方も多いのではないのでしょうか?
お彼岸というのは、私たちが暮らすこの世(此(し)岸(がん))を離れて善行を積むことで、
煩悩を脱して、生死を超えた悟りの境地(彼岸)に辿り着くという意味があります。
この世から浄土へ近づくための修業をする期間と考えます。
一般的にはお寺の法要に参加されたり、お墓参りに行く習慣があります。
因みにお彼岸に仏教的な行事を行うのは世界の中でも日本だけと言われています。
世界から見てもお彼岸にお墓参りというのは日本独特の習慣だそうです。
また、お墓参り習慣が始まったのも江戸時代と言われています。
私たちは当たり前のようにお彼岸にお墓参りをしていましたが、これが日本だけというのは驚きですね。
次のお墓参りは春彼岸になる方も多いと思いますので、
ご先祖様や先だった方々のため、
そして、後世にお墓参りの文化をつないで行くためにも
しっかりと、節目には手を合わせに行きたいですね。