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納棺師とは?仕事内容・立ち会い・費用まで|仙台典礼がわかりやすく解説

映画『おくりびと』が教えてくれたこと

松竹映画100年の100選 より)

2008年に公開され、アカデミー賞外国語映画賞を受賞した映画『おくりびと』。

本木雅弘さん演じる主人公が、チェロ奏者から納棺師へと転身し、故人を美しく整えて遺族に「最後の対面」を届ける姿に、多くの人が涙しました。

映画の中で印象的だったのは、納棺師が故人の顔を丁寧に拭き、髪を整え、化粧を施し、旅の装束に着替えさせていく一連の所作。その手つきはまるで儀式のように厳かで、それでいて温かく、遺族の心に深く寄り添うものでした。

しかし現実には、「納棺師って何をする人?」「うちの葬儀にも来てくれるの?」と、その存在を知らない方がまだまだ多いのも事実です。

この記事では、納棺師の実際の役割と仕事内容、そして仙台典礼が大切にしている「最後の身支度」への想いをお伝えします。

納棺師とは?その役割と仕事内容

納棺師の仕事は、単に故人を棺に納める作業ではありません。
故人の尊厳を守り、ご家族が安心してお別れできるよう「最後の身支度」を整える専門的な役割を担っています。

ここでは、納棺師がどのような視点と責任を持って関わっているのかを、仕事内容ごとにご紹介します。

故人の状態を整える「身体のケア」

病院や施設で亡くなられた場合、医療処置の跡が残っていたり、長い闘病生活の影響が表情やお身体に現れていることがあります。

納棺師は、清拭や洗髪などを通して、故人を清潔で穏やかな状態に整えます。
これは見た目を整えるためだけでなく、「安らかな表情で眠っていただく」ための大切な工程です。

その人らしさを取り戻す「表情づくり」

納棺師は、生前のお写真やご家族のお話を参考にしながら、自然で落ち着いた表情になるよう丁寧に整えていきます。

「元気だった頃の顔に近づいた」
「やっと安心して送り出せる」

そう感じていただけることを大切にし、過度にならない、あくまで自然な仕上がりを心がけます。

宗教やご希望に配慮した「装いの準備」

故人の装いは、宗教や地域の慣習、ご家族の想いによって異なります。

仏教式の白装束だけでなく、生前に愛用されていた服や思い出の衣装をご希望される場合もあります。
納棺師はそれぞれの背景を理解したうえで、失礼のないよう丁寧に準備を進めます。

ご家族の想いを受け止める「対話と配慮」

納棺師の仕事において欠かせないのが、ご家族との対話です。

故人の人柄や好きだったこと、大切にしていた想いを伺いながら、「その方らしさ」を最後の姿に反映させていきます。
作業を急かすことはせず、ご家族の気持ちに寄り添いながら進めることを大切にしています。

技術と心をあわせ持つ専門職

納棺師は、専門的な技術と同時に、深い配慮と経験が求められる仕事です。
ご家族が言葉にできない想いをくみ取り、安心してお別れできる時間を整える存在でもあります。

そのため、納棺は「誰でもできる作業」ではなく、専門の知識と経験を持つ納棺師が担う重要な役割だといえるでしょう。

なぜ納棺師が必要なのか?ご遺族の心に寄り添う存在

「きれいな姿で送りたい」という想い

病院で亡くなった直後、故人の顔色が悪かったり、表情が硬かったりすることがあります。ご家族だけでは「何をどうすればいいか分からない」という不安を抱えながら、どうにか整えようとするものの、なかなかうまくいきません。

そんな時、納棺師が「お任せください」と手を差し伸べてくれることで、ご家族はようやく安心できるのです。

プロの技術が生む「安心」

納棺師は、故人の尊厳を守りながら、自然で穏やかな表情に整える技術を持っています。丁寧なケアと化粧により、「ありがとう、きれいにしてくれて」とご家族が心から言える最後の時間を作り出すのです。

グリーフケア(悲嘆ケア)の一環

納棺の儀式は、ご家族にとって「お別れの実感」を持つための大切なプロセスです。納棺師の手によって故人が美しく整えられていく様子を見守ることで、「きちんと送り出せた」という満足感が生まれ、それが後の心の支えになります。

映画『おくりびと』でも、遺族が納棺の様子を見て涙しながらも「ありがとうございました」と深く頭を下げるシーンがありました。あのシーンこそ、納棺師という仕事の本質を表しているのかもしれません。

専属納棺師がプランに含まれる、仙台典礼の安心

多くの葬儀社では、納棺師は「オプション扱い」であったり、外部の専門業者に委託していることがあります。

しかし、仙台典礼では、家族葬・一般葬には専属納棺師が標準装備されています。
 追加費用なしで、プロの技術による丁寧な納棺を受けられることが、大きな安心につながります。

左のアイコンが付いているプランでは、専属の納棺師が対応いたします。
対応プランの詳細は、仙台典礼の葬儀プラン一覧でご確認ください。

葬儀プラン一覧はこちら

年間1,000件の経験と技術

仙台典礼は年間約1,000件の葬儀をお手伝いしており、納棺師も様々なケースに対応してきた豊富な実績があります。また、仙台の地域特有の風習(天冠を被る習慣など)にも精通しているため、地域に根差した丁寧なサポートが可能です。

ご家族に寄り添う姿勢

仙台典礼の納棺師は、「故人らしさ」を大切にするため、ご家族との対話を重視しています。急かすことなく、ご家族のペースで進め、専門担当者が最後まで付き添う安心感を提供しています。

納棺の流れ|当日はどのように進むのか

納棺は、多くの方にとって初めて経験するものです。
「何をされるのか分からない」「立ち会って大丈夫なのか」と不安に感じる方も少なくありません。

ここでは、仙台典礼で行われる一般的な納棺の流れを、当日のイメージができるようにご紹介します。

STEP1:エンゼルケア(お身体を整える準備)

納棺に先立ち、故人のお身体を清潔に整えるケアを行います。
この時間は、ご家族が同席することも、別室でお待ちいただくことも可能です。

「無理に立ち会う必要はありません」
ご家族のお気持ちを最優先に進めます。

STEP2:死化粧と表情の調整

生前のお写真やご家族のお話を参考にしながら、自然で穏やかな表情になるよう整えます。
この過程をご覧になり、「少し安心した」「ほっとした」と感じられる方も多くいらっしゃいます。

STEP3:旅支度(装いを整える)

仏教式の場合

仏教では、故人が仏の世界へ旅立つと考えられているため、白装束(経帷子)を身につけます。
地域の慣習に配慮しながら、以下のような装いを整えます。

  • 白装束(経帷子)
  • 手甲・脚絆
  • 足袋・草履
  • 頭陀袋(六文銭など)

キリスト教・無宗教の場合

白装束ではなく、スーツやワンピース、着物など、生前に愛用されていた服を選ばれることが一般的です。

仏教式でも服装を選べます

近年は、仏教式の葬儀であっても「その人らしい服で送りたい」というご希望が増えています。
ご希望があれば、事前にご相談ください。

STEP4:納棺の儀(お別れの時間)

ご家族立ち会いのもと、故人を棺へとお納めします。
手を添えたり、声をかけたりする時間も大切にしています。

「最後に触れておきたい」
「ありがとうと伝えたい」

そうしたお気持ちを、無理なく形にできる時間です。

STEP5:副葬品を納める

思い出の品や好きだったものを、棺の中へ納めます。
入れられる物・控えたほうがよい物については、事前にご説明しますのでご安心ください。

納棺にかかる時間の目安

全体で 30分〜1時間程度 が一般的です。

ご家族のご希望に応じて、ゆっくり進めることも可能です。

よくある質問(Q&A)

Q1 納棺師は国家資格ですか?

A 現在、納棺師に国家資格はありません。民間資格や葬儀社独自の研修を経て技術を習得します。

Q2 家族も立ち会えますか?

A はい、立ち会いをおすすめしています。一緒に故人を見送る大切な時間です。

Q3 どれくらい時間がかかりますか?

A 30分〜1時間程度が目安です。ご家族のペースに合わせて進めます。

Q4 納棺師への心付けは必要ですか?

A 基本的には不要です。プラン料金に含まれています。

Q5 事故や病気で傷がある場合も対応できますか?

A はい、可能な限り対応いたします。事前にご相談ください。

「最後の身支度」は、愛する人への最後の贈り物

納棺師は、故人とご家族をつなぐ「架け橋」のような存在です。

映画『おくりびと』が描いたように、「きれいにしてあげられた」「安らかな顔で送り出せた」という満足感は、悲しみの中にあっても、ご家族にとって大きな安心となります。

仙台典礼では、専属納棺師が最後の時間を大切にサポートいたします。
事前相談や見学も可能ですので、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。24時間365日、いつでも対応しております。