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葬儀で”心をこめる”とは?

「心をこめる」という言葉は日常的に使われますが、その意味の深さを改めて考えることは少ないかもしれません。「心をこめる」とは、行動や言葉に深い愛情や感謝を込めて、相手を思いやることを意味します。

中でも大切な人との最後のお別れは、特別な意味を持つ瞬間です。その瞬間をどのように過ごすかは、故人への最後の敬意として、また残された家族や友人の心の中に永遠に残る思い出として、とても大切なことではないでしょうか。

本記事では、葬儀における「心を込める」という行為の真髄や、仙台典礼のスタッフが見てきた心温まる葬儀の様子、そして後悔しないための葬儀社の選び方を解説します。

心をこめた葬儀の姿

「心をこめる」とは、相手への深い思いやりですので、見た目の立派さやお金のかけ方とは別の価値観です。

昔、「豪華な墓石を立てるより~」とういう歌がありましたが、葬儀もその通りで立派な祭壇、たくさんの参列者を招いた大きな葬儀でなくとも、亡くなった方への愛情や感謝を感じられる葬儀に心を打たれることがあります。

たとえば、小さなお孫さんが大好きだったおじいちゃんに折り紙をおってあげたこと。庭のお花が大好きだったお母様の側に小さなお花を飾っていた息子さんの姿など、残された方々の思いやりに触れたときに「心のこもった、よいお葬式だな」と感じることがあります。

どんなお葬式も悲しみはあふれていますが、心のこもったお葬式は悲しみの中に温かさを感じられます。葬儀の本質は、形ではなく故人様とご遺族・ご参列者のお気持ちが大事だと常々考えさせられます。

心がこもった葬儀の演出とは

故人様への自発的な愛情や感謝を「心がこもった」行動とすると、演出はあざといと感じる方もいるかもしれません。

しかし、故人となってしまった場合、自分で愛情や感謝を伝えられなくなるのです。そのために生前に準備をされている方もいるのです。自分の亡きあと、メッセージを残すことで、悲しむ家族を励まし、元気づけるためにさまざまな用意をされている方もいます。とくに「終活」が注目されるようになってからは、自分の葬儀のあり方をあらかじめ伝えておきたいとたくさんの方からご相談をいただいています。その演出のいくつかをご紹介しましょう。

自分の好きな曲を葬儀のBGMに選ぶ

ご自身やご夫婦が好きだった曲、ご家族の思い出の曲を葬儀のBGMに選ぶ人も多くいます。「笑って見送ってほしい」というメッセージをこめて明るい曲を選ぶ方もいます。

思い出の写真をスライドショーにして残す

人生を振り返るように、思い出の写真をスライドショーにして会場に流してほしいとのご要望をいただくこともあります。写真とともに、昔のできごとを鮮明に思い出せるため参列者からは好評です。とくに、この時に初めて昔の故人の様子を知ることとなったお子さんやお孫さんはとくにうれしそうにしているのが印象的です

会場に故人の趣味を取り入れる

音楽やアート、スポーツなどの趣味を持っていた場合、それを取り入れた葬儀は参列者にとっても心に残るものとなるでしょう。例として、絵や写真を趣味にされていた方なら作品を会場に飾る、釣りが趣味だったなら、釣り具を飾るなどして故人の生き様を伝えることも可能です。

家族や参列者の悲しみを少しでも癒す、このような演出は故人からの心のこもった思いやりの感じられる葬儀になります。こうした演出は、事前の打ち合わせや準備が必要になりますので、ご自身が元気なうちに葬儀の手配をしているからこそ実現できるものなのです。

葬儀社のスタッフが感動した葬儀

葬儀社のスタッフはたくさんのお葬式に立ち会います。しかし、毎回、故人様とご家族、ご友人の絆を垣間見て感動する瞬間があります。ここでは、仙台典礼のスタッフが体験した感動の葬儀のエピソードを少しだけご紹介しましょう。

お孫さんからおばあさんへのことば

故人へのお別れのことばとして、お孫さんが手紙を読み上げました。家族の絆や故人への深い愛情を感じさせるもので、参列者の目には涙があふれていました。お孫さんの言葉から、故人が家族にたくさんの愛情を注ぎ、また、どれほど愛されていたかが伝わってきました。涙ながらに、一生懸命に感謝を伝えていたお孫さんの健気な姿も印象的です。

仲間からの強い信頼のメッセージ

別の葬儀では、故人様が生前、地域のボランティア活動に熱心だったことから、その活動仲間が集まり、故人の功績を称える歌を披露しました。予定外のことでしたが、活動を共にしてきたみなさんかからと故人様の人生の一部を共有するものとなり、参列者の心を打ちました。

葬儀社のスタッフとして、たくさんのお別れの場面を見てきました。それでも、ご家族やご友人たちからの、故人様への思いをこめた言葉や行動はとても印象に残ります。そして、よいお式にしようと心を新たに決意しています。

心をこめたお別れのための葬儀社選び

先にも述べていますが、心をこめたお別れをするのに費用や会場の大きさは関係はありません。ご家族やご参列のみなさまが、故人様への感謝と尊敬を持つことが重要です。

また、故人の生前の意向や、ご家族のご希望に柔軟に対応でき、適切な提案ができる葬儀社選びも大切になってきます。予算どおり、時間通りに進行することも必要ですが、ご家族に寄り添える組織作りやスタッフ一人ひとりの対応にも注目して葬儀会社を選ぶのをおすすめしています。

事前に会場を見学したり、予算について相談するなどして会社やスタッフの対応を見てから、葬儀社を決めるとよいでしょう。

まとめ

人生の終わりを迎える瞬間は、私たち一人ひとりにとって避けられないものです。しかし、その瞬間をどのように迎えるか、そしてその後の家族や友人がどのように前を向いて生きていくかは、私たちの選択に委ねられています。

この記事を通じて、心をこめて大切な人を送るためのヒントや考え方を共有できたら幸いです。

また、仙台典礼ではみなさまの大切なお別れのサポートをさせていただいております。葬儀の準備に関するご質問、ご相談があれば、お気軽にお問い合わせください。