ご家族が長く入院している場合や、高齢者施設で看取りの段階に入った場合、医師や施設スタッフから「葬儀社を探しておいてください」と案内されることがあります。
まだご本人が亡くなっていない段階で葬儀のことを考えるのは、気が進まないという方もいるでしょう。
しかし、亡くなった後は病院や施設から速やかにご遺体を搬送する必要があります。
そのため、あらかじめ葬儀社や搬送先、安置場所などを考えておくことは、いざというときに慌てないための準備になります。
この記事では、病院や高齢者施設で看取りが近づいたときに、葬儀に備えて準備しておきたいことをご紹介します。
この記事でわかること
- 看取りが近づいたときに葬儀社を探しておく理由
- 搬送先や安置場所を決めておくポイント
- 葬儀形式や費用について事前に考えておくこと
- 病院・高齢者施設で亡くなった後の流れ
看取りが近づいたら葬儀社を探す
病院では、病状や治療の経過によって今後の見通しがわかった段階で、葬儀社を探しておくよう案内されることがあります。
高齢者施設でも、施設で看取りを行う場合には、死期が近づいた段階で「亡くなった後はどの葬儀社へ連絡しますか」と確認されることがあります。
これは、亡くなった後に病院や施設へ長時間ご遺体を安置しておくことが難しいためです。死亡確認後は、ご自宅や安置施設などへ搬送する必要があります。
「葬儀社を決める」と聞くと、葬儀の内容まですべて決めなければならないように感じるかもしれません。まずは、亡くなったときにどこへ連絡するかを決めておくだけでも十分です。
看取りが近づいたら考えておきたい4つのこと
葬儀社
最初に決めておきたいのが、葬儀を依頼する葬儀社です。
事前に相談しておけば、対応してもらえる地域や搬送方法、葬儀プラン、費用などを落ち着いて確認できます。費用面で不安がある場合は必ず、複数の葬儀社を比較されてください。テレビCMやチラシで「費用10万円台」と安く宣伝しながら、実際の請求金額は3倍以上になるなど、国民生活センターには 葬儀に関する相談は年間800〜1,000件ほど寄せられており、その半数以上が「高価格・料金」に関するトラブルと言うのが現状です。
亡くなった後の限られた時間で探すより、事前に検討する方が判断しやすくなります。
また、病院や施設から葬儀社を紹介されることもありますが、必ずその葬儀社へ依頼しなければならないわけではありません。依頼したい葬儀社が決まっている場合は、そちらへ連絡できます。
搬送先・安置場所
次に考えておきたいのが、亡くなった後にどこへ搬送するかです。
主な安置先には、ご自宅、葬儀会館、葬儀社などの安置施設があります。
長く入院していた方や施設で暮らしていた方の場合、「最後は一度、自宅に帰してあげたい」と希望されるご家族もいます。自宅安置を希望する場合は、事前相談の際に伝えておきましょう。住宅事情などで自宅への搬送が難しい場合には、安置施設を利用することもできます。
葬儀の形式・規模
家族葬、一日葬、一般葬など、どのような形で送りたいかも大まかに考えておきます。
この段階で祭壇や料理、返礼品まで決める必要はありません。「家族や親族を中心に送りたい」「親しい友人にも参列してもらいたい」など、ご本人やご家族の希望を共有しておくと、実際の打ち合わせが進めやすくなります。
葬儀費用
費用についても、事前に確認しておきたいところです。
葬儀プランを見るときは、表示されている金額だけでなく、安置費用、式場使用料、ドライアイス、料理や返礼品、葬儀までの日数が延びた場合の追加費用などが、どこまで含まれているかを確認しましょう。
仙台典礼では、家族葬の基本プランに「式場使用料3日間」「ドライアイス2泊3日分」を含めています。火葬場や式場の空き状況によって葬儀まで数日空くこともあるため、何日分まで基本料金に含まれているのかを知っておくと、費用の見通しを立てやすくなります。
病院・高齢者施設で亡くなった後の流れ
葬儀社と搬送先を決めておけば、亡くなった後はその葬儀社へ連絡します。大まかな流れは次のとおりです。
病院・高齢者施設で亡くなった後の流れ
高齢者施設では、施設の種類や医師との連携体制によって流れが異なる場合があります。施設スタッフの案内に沿って進めましょう。
ご遺体を搬送・安置した後に、葬儀の日程や会場、参列人数、料理や返礼品など、具体的な内容を決めていきます。
事前にすべてを確定しておく必要はありません。葬儀社・搬送先・大まかな希望が決まっていれば、亡くなった後に判断しなければならないことを減らせます。
葬儀の事前相談でできること
「葬儀社を探してください」と言われても、何から聞けばよいかわからない方もいるでしょう。
事前相談では、葬儀形式や費用だけでなく、病院や施設からの搬送、自宅安置が可能か、安置施設を利用する場合の流れ、葬儀まで日数が空いた場合の費用なども相談できます。
まだ葬儀の内容を具体的に決める段階でなくても問題ありません。まずは、もしものときにどこへ連絡すればよいかを確認するところから始めてみてください。
仙台で葬儀・家族葬をお考えの方へ
仙台典礼では、葬儀・家族葬の内容や費用のほか、病院・高齢者施設からの搬送や安置についても事前にご相談いただけます。
仙台市内のほか、名取市・多賀城市・塩竈市・利府町・富谷市などを対応エリアとしています。その他の地域についてもご相談ください。
病院から葬儀社を決めておくよう案内された場合や、施設での看取りを予定している場合も、まずは現在の状況をお聞かせください。
今のうちに確認できることから、少しずつ準備しておくと安心です。